宝戒寺について
当山は1333年の北条氏滅亡後その霊を弔うため、後醍醐(ごだいご)天皇の命をうけた足利尊氏公によって、当時小町邸と呼ばれ北条氏歴代執権屋敷跡であるこの地に建立されました。
また、戒壇院が置かれ国宝的人材を養成する道場として位置付けられていました。
ご本尊様は子育て経読み延命地蔵様で鎌倉二十四地蔵尊の第一番とされています。また、鎌倉三十三観音第二番である仏母准胝観音(じゅんていかんのん)様、鎌倉・江ノ島七福神の毘沙門天(びしゃもんてん)様など多くの仏様がいらっしゃいます。
萩の寺
当山は花の名所としても知られ、春の桜、夏の百日紅(さるすべり)や酔芙蓉(すいふよう)、秋の萩、冬の梅、椿など境内(けいだい)は四季折々の花によって彩られます。
秋のお彼岸になると境内中が白萩に埋め尽くされ、萩寺という名でも親しまれています。